『BABELZINE』 Vol.3 は全9編のジャンルを横断した本邦初訳のスペキュレイティブ・フィクションがたっぷり詰まって240ページの大ボリューム。 ※ 翻訳小説は著者からの許可をいただいて翻訳・掲載しております。 … 続きを読む 刊行情報:『BABELZINE』 Vol. 3
投稿者: babeluo
評論:白川眞「疫病時代のバーチャルリアリティと性の想像力」
疫病とバーチャルリアリティ 歴史には、驚くほど短期間のうちに人の考え方や価値観をすっかり変えてしまうような大きなイベントがある。コロナウイルスの流行も間違いなく人々の価値観を置き換えていくはずだ。なにしろ、たった数か月で… 続きを読む 評論:白川眞「疫病時代のバーチャルリアリティと性の想像力」
翻訳短編:ジェームズ・ビーモン「オルガンは故郷の歌を奏で」
オルガンは故郷の歌を奏でA Song of Home, the Organ Grinds ジェームズ・ビーモン 作藤川新京 訳 少年オザンの乗り組む飛行船の武器はオルガンの音色に操られる不気味な猿たちだった。クリミア戦争… 続きを読む 翻訳短編:ジェームズ・ビーモン「オルガンは故郷の歌を奏で」
翻訳短編:ベストン・バーネット「エンタングルメント」
エンタングルメントEntangled ベストン・バーネット 作川端冷泉 訳 遠く離れた銀河に存在する数多の文明が互いに交流している遠未来。惑星レンに生まれ、地球でヒトとして育てられた「僕」は、自らのアイデンティティを求め… 続きを読む 翻訳短編:ベストン・バーネット「エンタングルメント」
翻訳短編:ケリー・ロブソン「二年兵」
二年兵Two-Year Man ケリー・ロブソン 作藤川新京 訳 「二年兵」として皆に蔑まれているミケルは妻と二人暮らし。 ある日彼は清掃員として働く研究所で奇妙な赤ん坊を拾う。ようやく一人前の父親になれたと喜ぶミケルだ… 続きを読む 翻訳短編:ケリー・ロブソン「二年兵」
翻訳短編:ラショーン・M・ワナック「一羽は悲しみ、二羽でよろこび」
一羽は悲しみ、二羽でよろこびOne For Sorrow, Two For Joy ラショーン・M・ワナック 作白川眞 訳 死んだ子どもの世話をする引受人アンダーテイカー。抱えきれない悲しみを、カラスが子どもとともに連れ… 続きを読む 翻訳短編:ラショーン・M・ワナック「一羽は悲しみ、二羽でよろこび」
翻訳短編:ソフィア・サマター「セルキー譚は負け犬のもの」
セルキー譚は負け犬のものSelkie Stories Are for Losers ソフィア・サマター 作西村取想とシタギセール=カオル 訳 海ではアザラシ、陸では人間、それがセルキー。愛しい人を失ってしまうセルキー譚に… 続きを読む 翻訳短編:ソフィア・サマター「セルキー譚は負け犬のもの」
翻訳短編:テンダイ・フチュ「ンジュズ」
ンジュズNjuzu テンダイ・フチュ 作内藤惇 訳 テラフォーミングが進んでも、古くからの風習が失われるには至ってい ない近未来。語り手は小惑星ケレスに滞在中、水難事故で息子を失う。そこで彼女を待っていたのは、核融合プラ… 続きを読む 翻訳短編:テンダイ・フチュ「ンジュズ」
翻訳短編:マリ・ネス「キスの式典」
キスの式典The Ceremony マリ・ネス 作空舟千帆 訳 女の子はだれでも一生に一度、列に並んで「彼」にキスをすること――なじみ深いおとぎ話に題材を借りつつ、忘れがたい印象と問いを残す小品。 初出Fireside,… 続きを読む 翻訳短編:マリ・ネス「キスの式典」
翻訳短編:ジョン・チュウ「確からし茶」
確からし茶さProbabilitea ジョン・チュウ 作川端冷泉 訳 確率変数を通して世界に干渉する能力を持つ女性、ケイティ。彼女は同じ力を持つ父親から、その力を無暗に振るうことを固く禁じられていた。そんな中、彼女は行き… 続きを読む 翻訳短編:ジョン・チュウ「確からし茶」